タバコの害

6月 15th, 2010 by 曽野医院 Leave a reply »

  タバコの煙は、4,000種類以上の化学物質と250種類以上の毒物もしくは発癌性物質を含んでいます。これらの有害物質は喫煙者のみならず、周囲の人の健康にも悪影響を及ぼします。タバコの煙には、本人が吸う「主流煙」と、タバコの先から立ちのぼる「副流煙」とがあります。煙に含まれる有害物質の量は主流煙よりも副流煙の方に、数倍から数十倍も多いことがわかっています。この副流煙を、自分の意思とは無関係に吸い込んでしまうことを「受動喫煙」と呼んでいます。こうした“好まない喫煙”によって病気にかかることは問題になっています。タバコの健康被害は、決して吸う人だけの問題ではないのです。タバコと癌の関係を検証しますと、喫煙者の癌発生は非喫煙者に比べると以下の通りになります。

癌の発生率

   それが事実とわかっても、なかなか実行できないのが禁煙です。

   「いまさらやめても…」。と考えて居られる方も少なくないと思いますが、タバコをやめると、まず血圧値や肺の働きなどが回復し始めます。数カ月後には、心臓や運動機能も改善してきます。禁煙5年後には肺がんによる死亡率が喫煙者の半分になり、10年後には10分の1にまで低下し、非喫煙者のレベルまで近づくことがわかっています。つまり、遅すぎる禁煙はありません!!平成18年4月より禁煙治療に保険診療が可能になり、禁煙支援は徐々に広がりを見せています。当院は禁煙支援の体制を整え、患者様のご要望に応じています。ご興味のある方はお気軽に当院の受付に問い合わせて下さい。         曽野

院内禁煙ポスター

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